桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ        朝井リョウ 著

になると、
何故か、青臭い話しが読みたくなります

この本は5,6年前に話題になり、
2012年には映画化(日本の映画賞総ナメしたそうです)された、ロングセラー青春小説
特徴的なタイトルは、
「○○が、◇◇するってよ」と、バラエティ番組でしばしば用いられたりしますね。


舞台は、地方の県立高校(文武両道の進学校)。
男子バレー部でキャプテンを務めていた「桐島」が、
理由も告げず突然、退部しました。
桐島の退部は周囲の同級生たちに、
直接的、または間接的に影響をもたらします。

オムニバス形式で5名の心情が描かれる構成で、
「桐島」くんが直接登場しないところが、ミソ

一見他愛無いとも取れる内容が、今風の言葉で語られますが、
いわゆる、
「スクールカースト」が軸となって、
立場の違う同級生たちの独白を貫いてるように思えます。

「スクールカースト」は近年出来た言葉だけど、
この感覚は、10代が遠い遠い昔の私でも覚えがありますよ!
中高生独特の価値観による、学校内ヒエラルキーですね。
私はこれを、日本独特のものだと思ってたけど、
もともとアメリカで同種の現象が概念化されていて、
それに日本型を当てはめたのが「スクールカースト」と呼ばれ、定着したのだそうです。

社会人になったり、
早い人なら大学生か高3くらいで、
自然と意識しなくなる幼い考え方ですが、
(たまに一生そのままの人もいますが・・・)
真っ只中にいる間は、けっこう悩ましい問題なんですよね

wiki先生の解説
長いけど面白いので、一応貼っておきましょう。

スクールカーストについて

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88#.E3.82.B9.E3.82.AF.E3.83.BC.E3.83.AB.E3.82.AB.E3.83.BC.E3.82.B9.E3.83.88.E3.81.AB.E8.A8.80.E5.8F.8A.E3.81.97.E3.81.9F.E8.AB.96.E8.80.83.E3.81.AA.E3.81.A9.E3.81.A7.E5.8F.82.E7.85.A7.E3.81.95.E3.82.8C.E3.81.9F.E3.81.93.E3.81.A8.E3.81.AE.E3.81.82.E3.82.8B.E4.BD.9C.E5.93.81

ついでに、アメリカ型学内ヒエラルキー“ジョック”について

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF#.E9.9A.8E.E5.B1.A4.E6.A7.8B.E9.80.A0.E3.81.AE.E5.9B.B3.E8.B1.A1




自分の好き嫌いで言えば、
好きなタイプの作品でした。
全体的に変な卑屈さが無く、若さがほとばしってる感じが好い☆
ハッキリ落とし前つけず一歩手前で余白を残し、
その先を色々と想像できる点も好み。
タイムマシンに乗って、
当時を覗き見してるような感覚にもなれました。
もしかすると、
もう年齢的に、「あるあるネタ」として突き放した読み方をしちゃったかな。
迷える10代に、
「こんな序列は一時の幻みたいなもん、悩む暇有ったら自力を蓄え、感性を磨け
とエールを送りたいです




桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)
集英社
2012-04-20
朝井 リョウ

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